テレビ台の材質
テレビ台は、使われている材質によって大きく印象が変わります。同じ木製のテレビ台であっても、樹種や加工方法によって、使い勝手やイメージも千差万別。テレビ台の優れた材質をご紹介します。
〜自然志向の風潮にマッチ
高級品の定番
自然の木をそのまま使った天然木のテレビ台には、自然の木目の美しさ、温かみが表現されています。ほどよい肌触りで、人に馴染みやすく、優れた性能や機能を多く備えています。軽くて強く、硬すぎも軟らかすぎもしないというのが長所。自然志向の風潮が盛んな昨今、人気が高まっています。
〜落ち着きと深み
きれいな年輪
北海道など日本全国に分布しているニレ材は、細かくてきれいな年輪や繊細な木目が出やすいのが特徴。ニレ材のテレビ台なら、天然木ならではの落ち着いた重みのある雰囲気を十分に醸し出してくれます。深みを感じさせる肌合いと重厚で上品な風合いは、純和風のお部屋でもフローリングの洋間でも違和感なくマッチ。少し大きめのテレビを置いても、テレビ特有の無機質な印象を和らげてくれます。
〜美しい木目の流れ
 
【日本製】【完成品】天然木アルダー材・コーナー・テレビボード
深みのあるナチュラル色
ヨーロッパでは昔から「聖樹」の一つとされるアルダー材を使ったテレビ台は、木目の流れがとても美しく、触ったときの質感が優しくしっとりとしています。深みのあるナチュラル色を出しやすい材質だから、木の持つ素朴な温かさやぬくもりを感じさせてくれます。
〜和家具タイプのテレビ台に
年輪がくっきり
湿気を吸い込むという優れた特性を持つ桐。日本では昔からタンスの材質として愛用されてきました。桐を使ったテレビ台は、年輪がくっきりと見え、部屋に落ち着きを与えてくれる高級品。天然木ならではの重厚感、品の良さ、手作り感を感じさせる和家具風のテレビ台です。
〜アジアン風
涼しげで爽やか
竹(バンブー)を使ったテレビ台は、竹のもつ涼しげで爽やかな風合いと、独特の滑らかな触感が味わえます。優しい色調とシンプルな形で、和室、洋室いずれにもよく似合います。アジア的な雰囲気が漂うのも竹の魅力。リゾート風の空間演出にも役立ちます。
〜手作りのぬくもり
 
籐を１本１本丁寧に編み込んで作られた、リバーシブルのテレビボード
「なごみ」を与える編み模様
ラタン製のテレビ台は、丁寧に人の手を介して作られた手作りの温かさが魅力。多くの時間、労力を必要とするラタン素材ならではのぬくもりを感じることができます。落ち着いたナチュラルテイストの色合いやエスニックな雰囲気の編み目模様が、リビングやプライベートルームになごみを与えてくれます。大き目サイズのテレビを載せても部屋の雰囲気が無機質になりすぎないのも魅力です。
〜木箱をモダン風に
スタイリッシュでハイセンス
ガラスの棚板や扉がついたテレビ台は、テレビやAV機器のハイセンスなデザインをより際立たせ、スタイリッシュでインパクトのあるアイテムとして演出してくれます。木の材質などと組み合わせれば、重たくなりがちな印象をスッキリとモダンなものにしてくれる効果もあります。
強化ガラスなら安心
強化ガラスなら、板ガラスに比べて強度が非常に強く、割れても破片が粒状になるので、テレビゲーム世代のお子様がいる家庭のリビングに置いても安心です。
お手軽な木材
木質材料とは、合板や繊維板など、木を原料として作られた人工のボードで、テレビ台向け材質として定番です。加工性がよく、木材特有の反りや乾燥割れなどが生じにくく、均質なのが特徴です。
パーティクルボード
パーティクルボードは、テレビ台の芯材の材質として多く使われています。木材の小片(パーティクル)に接着剤を混ぜて熱圧成形したもので、遮音性・断熱性に優れています。かつては耐水性に欠けるとされていましたが、最近では、耐水性や防腐性がぐんと良くなっています。加工が簡単な点も、テレビ台の材質として評価されている理由です。
  .jpg)
天板がパーティ栗ボードで、側板には強化ガラスを使用 テレビ台
繊維板
繊維板(ファイバーボード)は、テレビ台の表面材や天板、引き出しの材質として人気です。繊維板は、木材を繊維(ファイバー)状にしてから成形したもので、主に未利用廃材や低質木材を原料とするリサイクル製品。パーティクルボードと比べると、裁断部材が小さく均質なので、木材のもつ異方性はほとんどなく、表面も平らで滑らかです。
合板(ごうはん)
合板は、薄い板を貼り合わせた材質で、強度の高さや品質が安定しているのが特徴です。均質で寸法も安定しているため、テレビ台の天板などによく使われます。
|
