テレビ台を選ぶ上で、デザインや大きさとともに大切なポイントになるのが、材質です。テレビ台には、木やスチールなどの材質が使われます。
中でも、最もポピュラーなのが木製のテレビ台です。自然のぬくもりを感じることができ、落ち着いた空間をつくり出せるのが魅力です。和室にも洋室にもなじみやすいです。
ただ、一言に木製といっても、その種類はさまざま。用いられる木材によってテレビ台の印象も全く変わってきます。
例えば、自然の木をそのまま使う天然木(てんねんぼく)のテレビ台なら、部屋に高級感を漂わせることができます。自然の木目の美しさや温かみを感じることができ、家族みんながほっとした気分になれます。
天然木のうち、ニレ材は、落ち着いた重みのある雰囲気を醸し出してくれます。細かく繊細な木目が出やすいのが特徴で、どのようなタイプのお部屋にも違和感なくマッチすることができます。
ヨーロッパで広く知れわたっているのがアルダー材という材質です。木目の流れが美しく、ナチュラルな色を出しやすいのが魅力で、素朴なぬくもりを感じさせてくれます。
一方、テレビ台のお手軽な材質としては、「木質材料」というのもあります。これは、木材を原料にして人工に作られた素材で、木材特有の反りや乾燥割れといった問題が起きにくいという長所があります。お手ごろな材質として長く愛用されています。
木質材料にも、合板や繊維板などの種類があります。木材をいったん繊維状にしてから板状にまとめる繊維板は、テレビ台の表面材や天板、引き出しの材質として人気です。一方、薄い板を貼り合わせてつくる合板は、天板によく利用されています。
木製のテレビ台は、日本、そして世界中で長年親しまれてきました。木製が醸し出すのどかな雰囲気の中、リビングやご自分のお部屋で、ゆっくりとくつろぎのひとときをお過ごし下さい。 |
