小型テレビでもシアターは作れる
ホームシアターといえば、大画面テレビや大型スクリーンにプロジェクターや5.1chのサラウンドシステムなど、大がかりなセットが思い浮かびます。しかし、小型のテレビでもホームシアターの雰囲気を演出することは十分可能です。
まず、テレビを設置する壁面を見てください。部屋の事情にもよりますが、できれば窓がなく何もない壁面が理想です。窓がある場合も、テレビを見る際はカーテンを閉めるなど、テレビの後ろ側がすっきり見えるよう工夫します。
テレビを置く壁面を決めたら、テレビの画面ができるだけ壁面の中央にくるように家具をセッティングします。まずは、テレビの下にテレビ台を置きましょう。両サイドには別の家具を置いても構いませんが、置き方としては左右対称にすることが理想です。つまり、右に花瓶を置いたら左の同じ位置にもお皿などを飾るなど、テレビを中心にできるだけ左右をバランスよく配置してください。
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テレビ台の周りに家具等があまりないほうが、すっきりして見やすいかもしれませんね。 |
テレビ周りを工夫して雰囲気作りを
長方形の部屋なら、幅の短い方の壁にテレビを置き、少し離れた位置に椅子を置くのが理想です。無理な場合でも、テレビ画面の正面に座る位置が向くようにしましょう。テレビに集中できるよう、画面の近くに物を置かないようにします。
本棚などを置く場合は、余計なものが目に入らないよう扉付きのものがよいでしょう。ただ、それぞれの部屋の事情でテレビの周りにはさまざまな家具が置いてある場合があります。そのような場合でも、ちょっとした工夫でホームシアターの雰囲気に部屋を変えることができます。
窓のある側にテレビを置く時にはカーテンを引くのが鉄則ですが、壁面に置く場合でもテレビの背後に少しだけスペースを空けてカーテンを引く方法があります。テレビ以外の家具も、布やカーテンで一緒に隠してしまいます。5.1chに接続し、スピーカーがちょっと目立ち過ぎているなと感じている人も、これでカバーすることができます。
カーテンは、できれば無地で暗幕のような黒い生地がおすすめです。カーテンレールがない場合は、天井などに画鋲で止めて置きます。ポイントしては、映画館と同じようにテレビの画面だけに集中できる雰囲気を作ることです。
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テレビの正面に座ることで、より画面に集中できます。 |
キャスター付きで部屋を臨時のシアターへ
部屋の事情でどうしても理想的なセッティングができないという場合は、キャスター付きのテレビ台が役に立ちます。普段はコーナーなどの隅にテレビを置いておき、ホームシアターとして映画などを鑑賞する時だけは、テレビ台ごと移動させて見ればいいのです。
「テレビ台 通販.com」には、ホームシアターを実現するための据え置き型のテレビ台や、キャスター付きのテレビボードなどが揃っています。休日の午後、我が家のホームシアターでお気に入りのDVDを再生しながら、ゆったりとした時間をお過ごしください。
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キャスター付のテレビ台なら、テレビを見たいときだけ正面に移動してくることができます。 |
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